子供の頃、”大人はなんで物事を決めつけるのか？”といつも思っていた。絶対正しいといいきるのに根拠があるはずだが、それはなんなのかいつも疑問に思っていた。大人になって経験を積めばわかることなのか、頭がよくなれば自然にそうなるのかわからなかった。子供の頃に読む大人向けの本は、前提の部分が端折っているので難しくて理解できなかったのでそういうもんかと考えていた。”大人になればわかるよ”と言われて小学生の頃は、早く中学生に、中学生の頃は早く高校生になりたいと思って過ごしていた。結局40代になり、当然”大人”になったが、わからないものはわからない。孔子の論語では40にして惑わず（不惑）というが、思想を固めるのはまだ早いような気もしている。
人に意見を言おうと思うと、それなりの知識と経験がないと言えない。ある程度其れ相応のものがあって初めて他人は自分に耳を傾けてくれると思う。結局、人生は考えても答えがでないものばかりで、他人の経験を自分に当てはめることはできない。このブログでも色々ものを書いているが、共感できる部分もあるしそうでない部分もあると思う。自分が書いていることを、そのまま実行してうまくいくかもしれないし、うまくいかないかもしれない。それはやってみないと分からない。行動しないと何も得るものがない。
自分は大人になるということは、探究心や自分が変わることをやめた時になると思っている。歳をとっても常に新しいことに挑戦し続けることで若い人とも同じ目線で物事を見ることができるように思う。これまでの自分の夢は海外での留学生活だったので、それは叶った。次の目標を見つけて頑張りたいと思う。
