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医者の結婚事情

地方国立大学卒の医者について、男性勤務医視点で述べたいと思う。両親が医者の学生は、一学年100人医学科に在籍していたとして、自分の感覚としては半分以上は、非医療従事者だったように思う。親が勤務医であるのがその半分で、残りが開業医あるいは医療法人の経営者というイメージだった。60%、30%、10%くらいだろうか。この比率は国立私立、首都圏地方で異なると思う。医療法人の経営者や相手の家柄を気にしそうな人は大体、結婚相手が医者となることが多い。

大部分を占める一般家庭から医者になったパターンの人(自分もこのパターン)は、学生時代から付き合っていた相手であれば医師、看護師、薬剤師、リハビリや言語聴覚士などの医療関係者と結婚することが多い(医療関係の学部が同一キャンパスに存在することが多いため)。少数であるが、一般企業に勤めている人や公務員などと結婚する人も存在する。働き出してからは看護師が多い印象だ。容易に想像がつくだろうが、職場での看護師の人数は多いので当然結婚するパターンは多く、男性勤務医の場合、半数は結婚相手は看護師だろうと思う。相手が医療関係者でないと、仕事が不規則で呼び出しも多いので、信頼関係を構築するまで時間がかかるかもしれない。

あくまでも自分の主観であるが、男性は生殖能力が比較的高齢まで保たれて、かつ医者は定年がなく健康であれば60歳を過ぎてもそれなりの収入で働くことができるため、結婚するのは遅くなっても大丈夫だと思う。子育ては体力を使うので、若いのにこしたことはないが(公園などで一緒に遊ぶのは40歳を過ぎると流石に堪える)。最初の結婚するタイミングは、入局後に初期出張で異動する前後のタイミングだと思う。学生時代からの相手で結婚を決めていれば、それに合わせた研修指定病院を選ぶだろうと思う。研修が終わると、入局といって専門の科を選択することになる。通常多いのは最初の一年を大学病院で研修して(大学での働きぶりやキャラクターを把握する意味もある)、その後市中病院に異動するケースだ。どこに異動するかは自分で選べないことが多いので、突然彼女と離れ離れになることもある。その時、若い医者が彼女と結婚について相談することになるのをよく目にする。

このタイミングが過ぎると、晩婚化するケースが増えてくる。看護師さんとの出会いは山ほどあるが、選択肢が多いほど経済学用語でいうところの留保基準が高くなる。また、結婚相手が医者でなければダメだとかの種類の人は選択肢が少ないので、なかなか相手が見つからない。大体かっこいい、かわいくて性格が良い人というのは彼氏・彼女が学生時代から途切れずに、早めに結婚していくことが多い。

以前面白い番組をNHKでやっていた。オイコノミアで又吉さんとサッカー選手の武田さんが出ていて、10種類のカレーがあって、どれかベストを選んで一生それを食べ続けなければいけないというルールで、どのタイミングで選ぶのが良いかというのを議論していた。結論から言うと、経済学的には3.7人までは様子見で、それ以降でいいなと思った時点で選ぶのが良いそうだ(詳細は別ブログをご参照くださいhttps://ameblo.jp/eftixa/entry-12202796635.html)。

自分の見聞きしている範囲で、一番良さそうなパターンは、学生時代にとても良い人を見つけて、付き合っている場合はそれがベスト。次は選り好みをし過ぎずに自分に合った人と35歳くらいまでに結婚するパターンかと思う。他の芝は青く見えるものであり、常に相手のせいにせずに自分が直せるところがないか気にすることが大切ではないかと思う。自分は赤い糸は信じていない。赤い糸になるかどうかはお互いの努力次第だと思う。

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Girimaro
40代脳外科専門医、救急科専門医、アメリカ留学経験あり 日々考えていることを記録します https://blog.with2.net/link/?id=2073035

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